意識中くらい系ゆる社員

会社の使いこなし方を模索するゆるい会社員。会社を使い倒す話とゆるい生活のための知恵、雑談ネタ。

母「母の日にくれたお手伝い券を使うからお皿洗って」子供ワイ「疲れたから無理」

今週のお題「母の日」



母の日には遠方に住む母へプレゼントを送った。

社会人になってからは毎年何か送っているが、学生のときまではほとんど何もあげていなかった。

"ほとんど"と書いたのは、小学生のときには一応プレゼントをあげたことがあったからだ。


小学生のときのプレゼントはいわゆる「お手伝い券」というやつだった。


子供のころはプレゼントを買おうにもお金がない。

だからこの券を出せば何か一つお手伝いします、というお手伝い券を渡すのだ。

今もそういうことをする子がいるのか分からないが、当時、私の周りでは時々こういうものをあげる子がいた。


私はよく考えずについつい奮発してしまい、50枚くらいのお手伝い券をあげた。

これが失敗だった。


母の日の間だけであればいくらでもお手伝いするつもりだったのだが、母の日が終わるとだんだん面倒臭くなってきてしまった。

多分、普段からよくお手伝いをする子供であったなら何の苦もなかったのだろうが、私はそうではなかっただけでなく、ものすごく飽きっぽい子供だった。


母「お手伝い券渡すからお皿洗って」

子供ワイ「今日は疲れたから無理」


母「お手伝い券で掃除機かけて」

子供ワイ「今日は出かけるから明日でもいい?」


母「お手伝い券でお風呂掃除して」

子供ワイ「今日はお腹痛くて…(仮病)」


母に喜んでもらおうと自分から渡したお手伝い券だったが、結局このようなことを繰り返して完全に無効化してしまったのであった。



母の日は毎年5月の第2日曜日と決められている。

「ちびまるこちゃん」や「サザエさん」が放送される曜日で、大抵は母の日をテーマにした話が放送される。

子供たちが母の日にしっかりと労ったりプレゼントしたりする話を見ると、自分は本当にどうしようもない子供だったということを思い出してしまう。